できれば聞きたくないコミュニケーションの真実06【ビジネスコミュニケーション】

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できれば聞きたくないコミュニケーションの真実06

交流会やビジネスマッチングは、即効性はあるが継続性はない。

中小企業や個人事業など、小規模事業経営者さまが交流会やビジネスマッチングに参加される目的は、

  • 見込み客を見つけたい
  • 提携先を見つけたい
  • 共同事業者を見つけたい

などだと思います。
「本当に見つかるかな」という不安も持ちながら、いざ参加してみると、
意外と簡単に出会ったりします。

そして一回良い体験をしてしまうと、「これが一年間続かないかな」と思ってしまいます。
ですが、実際にはそんなにうまくは続かなかったりします。

どうしてそうなってしまうのか、弊社の失敗実例を交えながら深掘りして、お伝えしていきたいと思います。

弊社がとあるビジネスマッチング交流会に参加したとします。
参加人数は100人だと聞いています。「100人の経営者がいるんだ」とワクワクして参加します。
限られた時間で100名の名刺交換は無理でも、何とか30名の経営者さんと名刺交換が終わりました。
会の終了後に、主催会社の担当者に「全員の経営者さんの連絡先を知っていますから大丈夫です」と
心強い言葉ももらいました。

そこで、次の日から名刺交換した経営者さんと担当者からもらったメールリスト宛てに、
面談や提案のアポを入れ始めます。

すると、15名位の方と面談してそのうち2名の経営者さまから契約をいただき、
「即効性があるな」と感じさらに「これが続いたらすごいな」と思っていました。
ですが、その後継続的に続くことはありませんでした。

なぜだろう?自分のアプローチの仕方が悪いのかな?うちのサービス内容が悪いのかな?
などと色々と考えました。もちろん、そういった要因もあると思います。
ですが、そもそも的な物理的に(というより数字的に)考えないといけないことに気がつきました。

それは、100名が入れ替わらないということです。

初回の参加時点では、100名の相手がいるのでその数だけアプローチ先があります。
ですが、意欲的であればあるほどアプローチ自体は、すぐに終わってしまいます。
そのときに考えるのは、次の100名を手に入れたいということなるはずです。

ですが、ほとんどの定期交流会は毎月100名の入れ替えはありません。
従って、マッチング系の交流会に参加する目的が、
参加者の中からホット客獲得、提携先や協業の発掘ということであれば、
即効性だけに割り切るべきだと思います。

よく「うちの交流会のメンバーは○○人です」と聞いたことがあると思います。
その数自体は、即効性という切り口からいうと非常に大事ではあります。
一方で、「毎月の新規は何名位ですか?」と聞いてみるのもいいかもしれません。

 

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