「ご興味のある方がいたら…」では、紹介してもらえない。
お知り合いや交流のある方に、ご紹介をお願いすることがあると思います。
そのときに、こんな風にお願いする方が多いのではないでしょうか。
「当社の商品(サービス)を必要とされている方がいたら…」
「当社の商品(サービス)にご興味(ご関心)のある方がいたら…」
「○○でお困り(お悩み)の方がいたら…」
このようなお願いですと、紹介していただける可能性はほとんどありません。
その原因のポイントは、
- どんな人を紹介していいか分からない。
- メリットがない。
- 紹介するのが本業じゃない。
- そんな人が見つかる可能性はタマタマ。
- 紹介するリスクがある。
などになります。
今回は、この中から『どんな人を紹介していいか分からない』
言い換えますと「具体的に誰それというイメージがわかないから紹介できない」について
お伝えしたいと思います。
紹介をお願いしたときに、相手の方がその場でパッと誰かを想像できないと、
その後の将来的にも誰かを紹介してもらえる可能性は、極めて低くなります。
なぜなら、イメージがわかないので記憶に残らないからです。
実例を一つご紹介します。
弊社にはWEBシステムを販売されてる会社から、紹介を依頼されることがよくあります。
そのとき、だいたいこんな感じです。
「システムに困っている会社さまがいたら、ご紹介ください。」
どうでしょうか?これだと具体的に「あの会社」と思いつかないのではないでしょうか?
そもそも、「うちの会社はシステムで困っている」と言いまわっている経営者さんはいないでしょう。
(もしいたとしたら、既に解決しているはずですし)
ですから、システムに困っている会社をしりません。だから、ピンときません。
では、例えばこんな感じで言われたらどうでしょうか?
- 請求書がくるのがいつも遅い会社さん
- 複雑な表計算のエクセルデータを送ってくる会社さん
- 事務スタッフが最近辞めちゃって、と交流会で話していた経営者さん
すぐにピンとくるかもしれませんし、すぐには思いつかなくても記憶には残るのではないでしょうか?
「絵に興味がある経営者さん」ではなくて、
- 応接室に幅1m以上ある絵が飾ってある会社
- 会議室の壁に何も飾っていないIT業者
「新しい販促グッズを探している経営者さん」ではなくて、
- いつも同じチラシを配っている物販店やサロン
- 常連さんが80%を占める個人飲食店
などの方が、確実に思いつく可能性と記憶に残るはずです。
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