できれば聞きたくないコミュニケーションの真実04【ビジネスコミュニケーション】

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できれば聞きたくないコミュニケーションの真実04

突然の訪問とテレアポが嫌われるわけ。

「突然の訪問」の代表格といえば飛び込み営業だと思います。
会社や上司からほぼ強制で一日100件回ってこいという例のやつです。
また、既に交流のある方に「明日近くを通るので」や「今、近くにいるので」などで、
ちょっと立ち寄りたいお願いをすることもこれに含まれるかもしれません。

テレアポも突然に電話が入ってきます。
「○○の○○と申します。社長の○○様いらっしゃいますか?」
こんな感じの電話で最初に思うのは、「誰だっけ?」や「どうやって電話調べた?」でしょう。

色々なコンサルやセミナー講師の方が、このような信頼関係がない状態でのアプローチは
良くないと言っています。その各論や解決方法は、その方々にお任せすることにして、
ここではなぜ嫌がられるのかを考えてみることにします。

ちなみに、私は心理学者でもありませんし、学問的に専門で学んだことはありません。
実際に上の例の受け手としてどう考えるのかを書いていこうと思います。

突然の訪問やテレアポが入ったときに、やはり頭に浮かぶのは、「セールスか?」です。
そのときに、全部断るかといえば対応することもあります。
断るときと対応するときの差は何なのか?を自分の中で整理してみます。

もちろん、自分の機嫌が良いときに対応しがちということもありますが、
断るときは『時間がない』からです。
これが実は重要なヒントになります。

「時間がない」をもう少し掘り下げていくと、
→「時間がないのに会えるわけないでしょ。(電話出れるわけないでしょう。)」
→「忙しいときに訪問してきて(電話してきて)」
となるはずです。

この感情を一言でいうと、「こちらの都合を無視している」となるのではないでしょうか。
個人のスマホに夜中にSNSを着信して目が覚めてしまう煩わしさと似ています。

絶対ではないにしろ、一度不快感を味わった相手とその後に気持ち良いコミュニケーションが
始まる可能性は極めて低いのではないでしょうか?

ひょっとしたら会ってくれるかもしれない、ひょっとしたら話を聞いてくれるかもしれないという、
ややギャンブル的なアプローチでその後の可能性を低くしてしまうということです。

突然の訪問やテレアポに限らず、何かのアプローチを始めるときには、
受け取り側の気持ちになって考えてみることが必要ではないでしょうか。

 

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