できれば聞きたくないコミュニケーションの真実01【ビジネスコミュニケーション】

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できれば聞きたくないコミュニケーションの真実01

最初のコミュニケーションで、相手はあなたに興味がありません。ほとんどの場合。

「人脈を広げたい」と考えている経営者さまは、多いと思います。
中小企業や個人事業を営む方でしたら、なおさらだと思います。
そのために、経営者が集まる会に出席する。
時間内で名刺交換をできるだけ多くする。
といった活動をされることがあると思います。

そんな場面で、知っておいていただきたい「できれば聞きたくない真実」です。

名刺交換をするときに、あなたは「自分のことを少しでも覚えておいて欲しい」と
考えているのではないでしょうか?
ですから、自分はこういう人物とかこういう事業をやっている
などを話したくなります。

ここで考えていただきたいのは、相手の経営者もそうであるということです。
つまり、自分のことを話したがっているので、相手(あなたのこと)が話している内容は、
あまり耳に入っていない可能性が高いです。

もっと言うと、話している内容自体に興味がないかもしれません。

ここでちょっとしたシミュレーションをやってみてください。

とある交流会で名刺を20枚集めたとします。
その日や翌日に会社名と名前だけをみて、

  • どんな感じの経営者さんだったか(年齢は?風貌は?)
  • 具体的にどんな事業をやっている会社だったか?(商品・サービスは?金額は?)
  • どんな規模の会社さんだったか?(住所は?従業員は?)

などを思い出せますでしょうか?
思い出せたとしても、同じことを一週間後や一か月後に試してみたら、
おそらく思い出せないと思います。
(思い出せる方は、相当記憶力が高くて日ごろから意識されている方です)

これと同じことが相手の経営者さんにも起こっています。
つまり、最初の挨拶や名刺交換では、

  • 相手の経営者さんは
  • 自分のことを伝えたいので
  • 相手方(あなた)にはあまり興味がないので
  • 覚えてもらえない可能性が極めて高い

という認識を持たれた方が賢明です。

ここまで読まれた方の中には、次のような反論を持つ方がいると思います。

『何人か名刺交換した中で、実際に覚えている人もいる』

これはおっしゃるとおりで、上の例でいえば20名の中から
ある特定の人だけピンとくる人がいることがあります。

なぜピンときたのか?突き詰めて考えてみると、
たった一つのことだけに行きつくはずです。

 

 

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