できれば聞きたくないコミュニケーションの真実03【ビジネスコミュニケーション】

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できれば聞きたくないコミュニケーションの真実03

メールは、ほとんどスルーされます。

今回のテーマは、

  • 名刺交換した程度
  • あなたのことがほとんど記憶に残っていない
  • 会社名と名前くらいしか覚えてもらっていない
  • あるいは、面識も交流も全くない

という相手への初めてのメールについて、皆さまに知っておいていただきたいことです。

つまり、知っている人からのメールでない場合についての真実をお伝えしようと思います。

マーケティングの際にはよく「開封率データ」を用いられます。

数字は数字として捉えておく必要がありますが、
なぜ開封されないのかを深掘りしていく必要があります。

そこでまず、その「なんで開封しないのか」を自分に置き換えて考えてみます。

経営者さまでしたら、毎日相当数のメールが送られてくると思います。

例えば私の例で恐縮ですが、メルマガやセールスメール、
最近では無作為のスパムメールも含めれば毎日200本くらいのメールが送られてきます。

その中で、

  • スパムっぽいものは機械的にはじいて
  • 返信を待っているものを除いた中から
  • 開封するものは、多くて10本です。

(余談ですが、今後はさらにSNS、チャット、フォームなどの活用により、

メール開封数はどんどん減ってくると思います。)

この数字を見ると「開封する確率は5%か」と考えるかもしれませんが、
ここでは冒頭で書いたとおりに、なぜ開かないのかを自分の立場から掘り下げてみます。

開封されない一番の理由は、
「自分だけのために送られてきている」と、
感じられないからです。

これは、逆を考えれば分かりやすいです。

先程少し触れた「返信を待っている」メールは、相手が自分の為に書いています。
一方で、宛先だけを変えたメールでは、メールを受ける方は、
必ず「コピペでしょ」と見透かします。

そして、少なからずとも
「コピペで大した労力を使っていないのに、なんでこっちが真剣に読まないといけないんだ」
という感情がわきます。
ですから、読んでもらえません。

メールの件名は大事です。
が、いくらキャッチ―な件名をつけて開封されたとしても、
その後を読み進めてもらえなければ意味がありません。

それはメールの冒頭の数行でほぼ決まります。

例えば、こんな冒頭のメールだとほとんどスルーされてしまいます。

  • 御社のサイトを拝見しました。(本当に見たのか?)
  • ○○のお役に立てるかと思い。(そのニーズはないけど?)
  • 御社の提供されるサービスにご活用いただけるかと思い…(具体的には?)

メールをスルーされずに、気もちの良いコミュニケーションを始めるには、
『自分だけに送られている』『ちゃんと自分のことを分かってくれている』
ということが非常に大事なポイントになります。

 

 

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