メールは、ほとんどスルーされます。
今回のテーマは、
- 名刺交換した程度
- あなたのことがほとんど記憶に残っていない
- 会社名と名前くらいしか覚えてもらっていない
- あるいは、面識も交流も全くない
という相手への初めてのメールについて、皆さまに知っておいていただきたいことです。
つまり、知っている人からのメールでない場合についての真実をお伝えしようと思います。
マーケティングの際にはよく「開封率データ」を用いられます。
数字は数字として捉えておく必要がありますが、
なぜ開封されないのかを深掘りしていく必要があります。
そこでまず、その「なんで開封しないのか」を自分に置き換えて考えてみます。
経営者さまでしたら、毎日相当数のメールが送られてくると思います。
例えば私の例で恐縮ですが、メルマガやセールスメール、
最近では無作為のスパムメールも含めれば毎日200本くらいのメールが送られてきます。
その中で、
- スパムっぽいものは機械的にはじいて
- 返信を待っているものを除いた中から
- 開封するものは、多くて10本です。
(余談ですが、今後はさらにSNS、チャット、フォームなどの活用により、
メール開封数はどんどん減ってくると思います。)
この数字を見ると「開封する確率は5%か」と考えるかもしれませんが、
ここでは冒頭で書いたとおりに、なぜ開かないのかを自分の立場から掘り下げてみます。
開封されない一番の理由は、
「自分だけのために送られてきている」と、
感じられないからです。
これは、逆を考えれば分かりやすいです。
先程少し触れた「返信を待っている」メールは、相手が自分の為に書いています。
一方で、宛先だけを変えたメールでは、メールを受ける方は、
必ず「コピペでしょ」と見透かします。
そして、少なからずとも
「コピペで大した労力を使っていないのに、なんでこっちが真剣に読まないといけないんだ」
という感情がわきます。
ですから、読んでもらえません。
メールの件名は大事です。
が、いくらキャッチ―な件名をつけて開封されたとしても、
その後を読み進めてもらえなければ意味がありません。
それはメールの冒頭の数行でほぼ決まります。
例えば、こんな冒頭のメールだとほとんどスルーされてしまいます。
- 御社のサイトを拝見しました。(本当に見たのか?)
- ○○のお役に立てるかと思い。(そのニーズはないけど?)
- 御社の提供されるサービスにご活用いただけるかと思い…(具体的には?)
メールをスルーされずに、気もちの良いコミュニケーションを始めるには、
『自分だけに送られている』『ちゃんと自分のことを分かってくれている』
ということが非常に大事なポイントになります。
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